あかいろ情報系高専生の日記

平成最後のハッカソンに参加した話

はじめに

サイバーエージェントが主催する「平成最後のハッカソン」に参加しました.

www.cyberagent.co.jp

ツイッターで流れてきて参加を決意(行動は早いオタクなので),メンバーを集めようと思い,知り合いの高専生を誘いました.メンバーと開発担当は以下.

  • 僕(北九州高専5年):Unityクライアントサイド開発
  • カメラさん(久留米高専5年):Unityクライアントサイド開発
  • hmdさん(徳山高専4年):サーバーサイド開発
  • ぽちゃま君(木更津高専4年):サーバーサイド・セキュリティ担当

私たちはイベントの一か月ほど前からチームを組みました.ソロでエントリーする場合,お題発表・チーム発表のある開催11日前までじゃないとわかりません.この時点で他のチームと比べてアドがあったと思います(ツイのオタクでよかった・・・)

エントリーではESのように過去のアウトプットなど書きました.何かしらの開発経験は前提みたいです.なおエントリーは余裕があったはずなのに僕以外の3人は期限ギリギリまで粘り(粘るってなんだよ)滑り込みになっていました.行動が早くても社会性がない・・・

完成品

先に中身知っていただいたほうが読みやすいと思うので動画を貼っておきます.

nitcac · GitHub

 イベント当日まで

アイディア出し

事前に平成にまつわる何かがお題になると言われていました.この時点で私たちは元号のクイズだとか,歴史ゲームとか少しずつ構想を練っていました.

そして開催11日前に「平成生まれの私たちが、平成を楽しく振り返ることができるサービス/モノ」がお題だと発表されました.当初考えていたものをそのまま作ることができるお題で,「楽しく」という部分で僕が得意とするゲーム開発(エンターテインメント寄り)にできるなと思いました.また,Unityクライアントを触れるのが二人いたためミニゲームを沢山作って物量で攻めるというコンセプトにもしました.

開発

・AR元号発表

平成最後のハッカソンの一週間ほど前に,ハックツの変態ハッカソンにカメラさんと一緒に出ており,そちらでARを使ったゲームを作りました.その際学んだ技術を持ち込みたいと思い「ARで元号発表をするゲーム」を最初に作りました.UnityにはVuforiaというAR開発環境をインポートしマーカーに元号の額縁が現れるようにしました.ゲームには音楽を流しリズムに合わせてプレイヤーにマーカーを掲げてもらいます.ちょこっと音ゲー開発で使われるBPM制御周りのプログラムも作りました(音ズレの対処はできなかったけど).

・平成Q

上から降ってくる出来事を平成の前期か後期かを振り分けるゲームです.たまに平成じゃない昭和の出来事もありスルーする必要もあるゲームです.動画を見てお気づきの方もいるかもしれませんが,NEWスーパーマリオブラザーズボム兵ミニゲームインスパイヤしています.あれ好き.

・平成タワーバトル

カメラさんが開発担当したゲームです.平成にまつわるものが降ってきます.

最初アイフォンやラジカセなど四角いものばかりで本家みたいな面白さが出なかったみたいなのですが,僕が「小島よしおや世界のナベアツなど,芸人を使うのはどうだろうか」と提案したところめちゃくちゃよくなりました.あと僕の趣味で月ノ美兎も入れてもらった.

イベント当日

朝4:45に起きて飛行機で羽田へ.サイバーエージェントの新オフィスであるアベマタワーズへ行きました.めっちゃきれいでした.

当日の時点でクイズゲームはほぼ完成,ARゲームもメインの動作はできており,あとはそれぞれの完成度を上げ,ミニゲーム同士を統合する作業のみでした.とはいえ,当日の開発時間は午前10時から午後4時までと余裕は無く,発表用のデモ動画・スライド作成なども考慮しないといけません.かなりギリギリの滑り込みで提出できました(動画は締め切り5分前提出だった).

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メンバーの写真


他チームは普通にお茶とかなのにうちのテーブルだけおかしい

発表

2分という短い時間で動画1本流すだけという形式になってしまいましたが,視覚的な訴えとボリューム感を伝える上ではよかったかもしれません.ARが一番ウケていた.

結果

23チーム中,3位という大成果を上げることができました.正直,他に良いプロダクトがあったように感じていたため驚くとともにうれしかったです.

さいごに

良かったこと

全体的にプロダクトのレベルが本当に高かったです.何度かハッカソンやアプリコンテストは参加経験がありますがその中でも一番で,東京そしてCAという場の凄さを感じました.
 短い期間内で作ったものとは思えず,冗談抜きでどのプロダクトも地方のハッカソン,さらには一年スパンのコンテストでも入賞取れるような作品ばかりでした.3位を頂いたのでこう言ってると自画自賛みたいになっちゃいましたが,だからこそこの結果に非常に驚きであり嬉しく感じ,刺激を受けました.

反省点

複数あるので箇条書きにします.

  • 折角フロントとバックの開発体制があったのに,サーバーありきのゲームを作れなかった(対戦形式など).
  • 開発の全体像を把握して,タイムキーパーのようにメンバーに適切なタスクを提案できなかった(妥協点や切り替えなど).
  • サーバーサイドの知識があまりなく,使いこなせなかった.しっかり実装してくれたhmdさんに申し訳ない.
  • ミニゲームを複数作るというコンセプトが安直で,見栄えの良さはあったものの,あっと言わせるアイディアを出せなかった.アイディア(主にAR)とクオリティの総合点で3位ということかもしれないが,突出しているわけではなかった(アイディアが凄い or 技術がエグイというチームは沢山あった).
  • ARゲームの難易度.マーカーを掲げるタイミングや左右の指示が初見では分かりにくかった.開発者が一番そのゲームが得意になってしまうということを常に意識しないといけない.

おまけ

・飛行機のタイムラプス

 

hmdさんの描くもりくぼがかわいい

 

・にじくじ復活はよ()

 

・令和カウントダウンはVtuberのライブ視聴

 

・絵師100人展最高すぎた

 

・お疲れさまでした!!!!